どうして外壁塗装が必要なの?
「外壁や屋根の塗装って本当に必要?」というご質問をお受けすることがあります。
確かに、外壁や屋根の補修は、やらなかったとしてもすぐ目に見えて被害があるわけではないので、後回しになってしまったり、必要性に疑問を持たれる方もいらっしゃいます。
しかし、お家の外回りのメンテナンスは住宅にとって絶対に欠かすことができないものなのです。
外壁塗装が必要な3つの理由
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理由1
お住まいを長持ちさせるため -
理由2
外観の美しさを保つため -
理由3
断熱・防音のため
理由1 お住まいを長持ちさせるため
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外壁・屋根塗装の1番の目的は「防水機能」を保つことです。
お家を新築したてのとき塗装したてのときは、屋根も外壁もピカピカの状態。雨が降っても雨漏りすることはなく、しっかり防水してくれます。ですが、どんな塗料も年月が経てば遅かれ早かれ必ず劣化します。
だんだんと艶がなくなり、外壁や屋根の防水性が弱くなっていきます。その水をはじく力がなくなってきた部分に雨水がたまり、湿気をおびるようになります。湿気をおびた壁が乾くとき、壁がゆがむなどの動きがあります。
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そうやって動きを繰り返す壁には、いずれ小さなヒビが発生します。外壁がサイディングでしたら、目地のコーキング部分に小さな亀裂ができます。
弾力性のある塗料だとヒビがはいりにくい、ということはありますが、塗料自体が劣化していると発生は免れません。
そしてこの小さなヒビから雨水が浸入します。まだ侵入する水量は少ないですが、このままほうっておくとヒビや亀裂はどんどん大きくなります。
人間が虫歯になったときと同じようなもので、放っておいてその内治ることはなく、どんどん酷くなってしまうのです。
そして、歯医者さんは「歯が痛い」と感じてから行くよりも、予防として歯の清掃に行く方が治療費は安く済みます。虫歯になってからでも、すぐ治療するのと「大丈夫だろう」「面倒くさい」と長く放置して症状が進行してから治療するのとでは、治療費はもちろん通院回数も違ってきます。
塗装工事もそれと同じで、塗装だけで済む段階で工事をしておかなければ、どんどん劣化が進み、雨漏り工事やシロアリ駆除、屋根葺き替えなどを追加でする必要が出てしまいます。
キッチンやお風呂など様々なリフォームがありますが、塗装工事に関しては、節約のつもりでリフォームを怠ると大損害。「やらないことは節約にはならない」のです。
すなわち、住まいを大切にしたい方にとって、塗り替えリフォームは避けて通れません。
正しいお手入れをして、住まいの寿命を延ばしてあげましょう。
理由2 外観の美しさを保つため
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長年暮らすマイホームですので、見た目の美しさは非常に重要です。
屋根・外壁は常に雨風や太陽の紫外線にさらされています。そのため、コケやカビなどの汚れが目立ってきたり色が褪せたりしてきて、だんだんと見た目を悪くしてしまいます。
しかし塗装工事をすれば、新築の頃のように色鮮やかでツヤツヤと輝いた美しい見た目を取り戻せます。また、新しい塗料の性能によって汚れがつきにくくなります。
外観が美しく生まれ変わると、同じ住まいでも新鮮な気持ちになるはず。
理由3 断熱・防音のため
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今はまだあまり広く知られていないのが、この3つめの理由です。
なんと塗料には、独自の新技術により断熱性や防音性などの機能が付加された種類があるのです。塗るだけで、冬は外部からの冷気を遮り室内を暖かく保ち、夏は熱の侵入を軽減。音の反射と吸収をして、電車や車などの騒音対策をすることができます。