外壁の塗り替えってどんなことをするの?
その1 吹き付け工法
塗料を専用器具で霧状にして吹き付ける塗装方法です。
均一に塗料がのるので仕上がりがとても美しくなります。しかし、スプレーのように小さな穴から噴射するので、塗料を水やシンナーでかなり希釈して使います。そのため、ローラーで手塗りした場合に比べて塗布量が少なくなりがちなので、塗料の本来の性能が発揮できるよう注意して施工しなければなりません。
また、塗料が周囲に拡散するので迷惑がかからないような配慮が必要です。
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メリット
・工事期間が短くて済む
・リシン模様・スタッコ模様・石目調など、仕上げの模様が豊富
・仕上がりがキレイ
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デメリット
・ローラー工法に比べて耐久性が落ちる
・塗料がたくさん飛び散るので、十分な養生が必要
・飛散する塗料が多く、塗料の無駄が多い
・騒音や環境問題が気になる
・外壁に凹凸が多いと凹部に塗料が行き渡りにくいため適さない
その2 ローラー工法
専用のローラーを用いてコロコロと塗料を塗りつける塗装方法です。最近はこちらの工法が主流となっています。
塗料を原液に近い状態で職人さんが手塗りするので、手間も時間もかかります。
ですが、しっかりと分厚い塗膜ができるので、耐久性が高いです。
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メリット
・耐久性が高い。
・外壁に凹凸が多くても、毛足の長いローラーを用いることでしっかり塗装することができる
・外壁の傷み具合に合わせて、厚塗りすることが可能
・塗料の飛散が少ないため塗料の無駄が少なく、高所での塗装も安心
・環境に優しい
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デメリット
・吹き付け塗装より施工に時間が掛かる
・吹き付け塗装に比べると仕上げの模様が少ない