塗料の種類 ガイナ・シリコン・無機
ガイナ JAXA(ジャクサ)のロケット開発技術を応用した機能性塗料・塗る断熱材
価格 ★★★★☆ 耐久性 ★★★★☆
ガイナは特殊セラミック層で構成されています。
この特殊セラミックには、周辺温度に適応する性質があり、熱の移動を抑えて省エネに貢献します。
塗るだけで断熱・遮熱効果など多様な快適さを実現した最先端塗料です。
こんな人におすすめ
・電車や車の音、子供が走り回る音などが気になる方
・ペットやたばこのニオイが気になる方
・光熱費を節約したい、省エネ効果を実感したい方
・環境問題やエコに興味がある方
・マットな風合いがお好きな方
ガイナの8つの特長
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1. 寒さ対策「断熱・保温」
室内の空気温度がいくら高くなっても、壁・天井の温度が低ければ熱は壁・天井から逃げます。ガイナを施工すると周辺の温度に適応し、熱の移動を最小限に抑えます。
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2. 暑さ対策「断熱・遮熱」
ガイナの球体セラミックによって太陽光に含まれる赤外線を反射します。紫外線は95%反射します。また、ガイナ表面温度が周辺の温度に適応し、熱の移動を最小限に抑えます。
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3. 騒音対策「遮音・防音」
ガイナの塗膜麺は大量のセラミックで隙間なく覆われているため、効率よく音を反射するだけでなく、制振効果によって音を軽減します。
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4. におい対策「空気質改善」
ガイナは帯電性0.0の性質を持っており、汚濁物質が付着しにくくなっています。さらにイオン化した水分が浮遊している汚濁物質と結合し、汚濁物質を浮遊しにくくします。
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5. 結露の発生を抑える「防露」
ガイナの塗膜は周辺の温度変化に適応する特性を持っているため、ガイナを塗布した塗膜面が室温に合わせて同じ温度に近づきます。その結果、温度差が小さくなり結露が起きにくくなります。
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6. F☆☆☆☆を取得「安全」
水性であるガイナは、有機溶剤など危険物を使用しません。内装用ガイナは室内空気環境の安全性の目安となるF☆☆☆☆(フォースター)を取得しています。
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7. 国土交通省大臣認定「不燃」
不燃性能に関して政令で定める技術的水準に適合する建築材料には、「不燃材料・準不燃材料・難不燃材料」の3ランクがあります。ガイナはその最上位にあたる「不燃材料」の認定を国土交通大臣から受けています。
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8. 建物を長寿命化「耐久」
紫外線に対してもっとも強いセラミックを多層化したガイナ。通常の塗料の2~3倍の耐久性を持ち、断熱・遮熱性能により建物の膨張・伸縮を最小限に抑えることができます。耐久年数は10~12年です。
ガイナを使うデメリット
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ツヤがない
ざらっとしたマットな仕上がりになります。
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色が限られる
ガイナは遮熱・断熱効果を1番に考えているため、効果が劣る黒色などの濃色を製造していません。
また、透明もありません。しかし、200色以上のカラーに対応できるので、きっとお好みの色が見つかるはずです。
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にわか雨に気が付かない
他にも、「町内放送は窓を開けて聞かないといけない」という声も。
このデメリットはみなさん笑いながらお話してくだって、遮音効果を喜んでいただけています。
シリコン 高耐候低汚染1液水性シリコン塗料・快適な暮らしの中で人と地球に配慮したシリコン塗料
価格 ★★☆☆☆ 耐久性 ★★★☆☆
塗装工事で1番多く使われているシリコン塗料。
低価格でありながら、耐久年数の目安は7~8年と、耐候性・耐汚染性に優れたアクリルシリコン樹脂です。
こんな人におすすめ
・安い塗料は嫌だけど、高すぎるのも・・・という方
・耐久性と価格のバランスを重視する方
・光沢感のあるお家にしたい方
・頻繁な掃除をする手間を省きたい方
・ニオイに敏感な方(水性塗料のため、溶剤臭が気になる方も安心)
シリコンの5つの特長
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1. シリコンならではの「高耐候性」
アクリルシリコン樹脂はアクリル樹脂とシリコン樹脂を混ぜ合わせて作られています。
特殊な結合を持っているので、ウレタン塗料やアクリル塗料よりも耐候性・耐紫外線に優れています。
そのため、次の塗り替えまでの年数を延ばし、長期的な目線で見るとコストを落とすことができます。
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2. 低汚染性能により美観を維持「低汚染性」
一般の高光沢樹脂塗料は塗装後に年々黒ずみや雨筋汚れなどで汚れてきますが、アクリルシリコン樹脂塗料は耐汚染性能が高く長期間に渡り建物をきれいに守り続けます。
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3. カビや藻類をシャットアウト「防カビ・防藻性」
日当たりが悪いところや風通しの悪いところに発生しやすいカビ。目には見えなくても空気中に浮遊して体内に入り、アレルギーなどを起こします。お子様がいらっしゃるご家庭では特に気を付けたいポイントですね。
ウオハシの取り扱っているシリコン塗料は、外壁に発生するカビや藻類など微生物の発生を抑制する機能があります。
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4. 光沢がキレイな艶のある仕上がり「高光沢性」
新築時を思い出すような美しい光沢のあるキレイな仕上がりが実現します。
さらに、光沢を維持する力も高く、色あせがしにくくもあります。
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5. 環境にやさしい水性塗料「環境性」
時代に合わせた低公害の安全性が高い塗料です。
水性塗料のため、溶剤の独特なニオイがありません。また、引火性や毒性の危険もないので安心です。
デメリット
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伸縮性が少ない
外壁は地震や寒暖差などによってひび割れを起こします。
よく伸びる塗料だと、小さな割れには追従し、割れを塗膜でカバーしてくれます。
無機Si 超高耐候性2液反応硬化型水性無機塗料・大切な財産を美しいまま次世代へ
価格 ★★★★☆ 耐久性 ★★★★★
成分は、無機ポリマーが主体となっています。「無機」とは炭素を含まない化合物のことで、紫外線エネルギーより高い無機ポリマーの分子間結合力が塗膜の劣化を防ぎます。
耐久年数の目安は15~20年と非常に耐久性があり、商業施設など短いスパンで塗り替えすることができない建物によく使用されます。
外壁をより美しく、より強くする上質塗料です。
こんな人におすすめ
・お家を長くキレイに持たせたい方
・雨が外壁に当たりやすいお家の方(最近はやりのモダン系のお家は軒先が短かいなど雨が当たりやすい作りになっています。そういうお家の場合、無機塗料の低汚染性能が十分に発揮できます)
・じめじめとした場所にお家がある方
・家にかけるトータルコストを削減したい方
・メンテナンスのサイクルを長くしたい方
・品質にこだわりのある方
無機Si 6つの特長
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1. フッ素樹脂塗料をしのぐ驚異の耐候性を発揮「超高耐候性」
紫外線や熱に非常に強く、シリコン塗料やフッ素塗料よりも長持ちします。
無機自体は石やガラスのような物質なので、丈夫な塗膜になります。
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2. 雨筋汚れに強くきれいな外壁を維持します「超低汚染性」
親水性に優れたセラミックを配合することにより超ハイレベルな耐汚染性を実現。
有機塗料より静電気が起こりづらいため、空気中のチリやホコリがつきにくくなっています。
また、排気ガスなどによる雨筋汚れが少なく、長期間きれいな外壁を維持します。
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3. 無機成分により燃えにくい外壁を作ります「不燃性」
一般的に塗料は石油化合物なので燃えやすいものが多いですが、無機Siの主成分は無機物なので非常に燃えにくくなっています。
火災時の延焼防止効果があり大切な住まいを守ります。
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4. 汚れを洗い流すセルフクリーニング効果「親水性塗膜」
親水性とは水になじむ性質のことで、外壁にホコリなど汚れがついても、雨水が汚れを包んでいっしょに流してくれます。
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5. 微生物の発生を防止「防カビ・防藻性」
外壁の汚れの大半をしめるのはカビや藻など微生物に起因するものです。
風雨の当たる屋外ではカビや藻類が繁殖しやすく、数年経過すると美観を大きく損なってしまう場合もあります。
無機Siは強い防カビ・防藻効果があり、微生物の繁殖を抑えます。
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6. 割れにくく柔軟な塗膜を形成「柔軟性」
無機成分は変化しにくく耐久性が高いですが、硬質である難点があります。
しかし、無機Siは無機・有機のハイブリッド化により、バランスのとれた強靭で柔軟な塗膜をつくります。
無機塗料でありながら住宅塗装に求められる下地の変化に追随する柔軟性があるのです。
デメリット
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価格が高い
グレードの高い高品質な塗料ですので、やはりその分お値段も高くなります。
しかし、塗装工事には足場の設置が必要なので、短いサイクルで何度も塗装をするとそのたびに足場費用がかかります。
そのため、長期的にみるとお財布にやさしいと考えられます。