キッチンの調理台（下台）だけ取り替えるリフォーム　加古川市K様邸

キッチンリフォーム　加古川市K様邸

 

加古川市K様より「キッチンが水漏れしているので見に来てほしい」とお問い合わせがありました。

K様は１０年以上前からお世話になっているお客様で、今回もウオハシにご相談くださいました。

 

【工事前】

リフォーム前のキッチンです。

赤いシステムキッチンが設置されていました。

 

現地調査をさせていただいたところ、シンク下の排水管から水漏れしていました。

部品を取り替えて修理する方法だと、かかる費用は３万５千円。

しかし、「部品を取り替えたら水漏れが絶対に直る」とは言い切れない状況でした。

 

そして、K様邸のキッチンは取り付けから２０年ほど経っていて、製造販売メーカーが現在は他の会社に吸収合併されていました。

今回はたまたま部品の在庫がメーカーに残っていたから部品取り替えが可能だったのですが、今後他の箇所に何か不具合があったときに部品がなくて修理できない可能性が高いと思われました。

そういったことから、修理ではなくキッチンの調理台（下台）ごと取り替えるリフォームをご提案させていただきました。

 

【解体】

古いキッチンを解体・撤去します。

 

上の写真で、職人が手に持っているのはキッチンの下台に内蔵されていた食洗機です。

K様はおひとり暮らしで「食器は手洗いで十分」とのことでしたので、今回新しく取り付けるキッチンには食洗機を付けません。

 

撤去が完了しました。

きれいでまだまだ使える状態だった吊戸棚と壁のキッチンパネルは既存のものを残します。

 

２０年経っていると、だいたいの場合は汚れや劣化が見られて、ぜんぶ取り替えたほうが良いとおすすめさせていただくのですが…

K様は日頃からとても丁寧にお手入れされて、きれいに使っていらっしゃったので替えるのはもったいないし、費用を安く済ませるためにも吊戸棚とキッチンパネルはそのまま使うことに。

 

【キッチン取り付け】

新しいシステムキッチンを取り付けました。

クリナップの「ステディア」です。

高級感のあるこちらの扉カラーは「マリンウッドダーク」。

 

初めは「ステディア」よりもワンランク下でお値段が安いクリナップのキッチン「ラクエラ」を検討されていたのですが、「気に入る色がない…」ということで「ステディア」に変更。

こちらのカラーを選ばれました。

K様は姫路にあるクリナップのショールームに行って、新しいキッチンのカラーや細かい仕様を決められたそうです。

 

 

「ステディア」と「ラクエラ」は同じクリナップのシステムキッチンですが、主な違いのうち３つをご紹介します！

 

①キャビネットの素材

ラクエラは木と金属を組み合わせたキャビネットで、ステディアのキャビネットは「オールステンレス」。

キッチンの構造そのものがサビ、水・油汚れ・熱に強く、カビやニオイも付きにくい上質なステンレスなので、日々の簡単なお手入れで長くきれいにお使いいただけます。

 

食べ物を扱う場所なので、衛生面で安心なのはポイントが高いですよね

K様もこの「オールステンレス」が気に入ってステディアにしたい！と思われたそうです。

 

②扉カラーの種類

ラクエラは３１色、ステディアは４９色から扉カラーを選べます。

ステディアのほうが選べる扉カラーの種類が多くなっています。

 

③流レールシンク

ステディアは、ゴミが流れやすい構造の「流レールシンク」を標準装備。

料理中に使う水でシンクの中のゴミを排水口にどんどん流してくれるので、ゴミや汚れがフチにたまりにくくお掃除が簡単です。

これがラクエラにはオプションでも装備できません。

 

ほかにも収納部分やレンジフードなどに違いがあります。

「ラクエラ」も十分な機能を備えてはいますが、お値段が高くなる分やはり「ステディア」のほうがより多機能で便利になっています。

 

選べる扉のカラー、取っ手のバリエーションが豊富で選択肢が多いので、デザイン・インテリアにこだわりのある方にも「ステディア」はおすすめのキッチンです

 

さびにくく、熱に強いステンレスワークトップ。

 

調理スペースには特殊なエンボス加工が施されています。

こすれキズがつきにくく、目立ちにくくなっています。

 

【エンドパネル取り付け】

そして、キッチンの側面にはエンドパネルを取り付けました。

K様邸のキッチン設置場所は奥行きが小さく、キッチンの側面の見えてはいけないところが見えてしまうので、エンドパネルで隠すという方法をとりました。

 

また、今回はキッチンパネルを貼り替えていないのですが、リフォーム前後でキッチンの高さが変わってキッチンパネルの端が見えてしまうので、それも同時に隠しています。

 

ビフォーアフター

 

K様は本当にキッチンをきれいに使っていらっしゃって、今回取り替えた調理台（下台）も水漏れさえなければまだ使い続けていただけるほどでした。

今回、吊戸棚やキッチンパネルを残して、調理台だけの取り替えという最小限の工事で済んだのは、K様の日頃のお手入れの賜物。

２０年使っているとは思えないくらいで、「普段のお手入れでこんなにきれいに保てるんや！」と現地調査をした担当スタッフもびっくりでした。

今回のリフォームで新しく取り付けたキッチン「ステディア」も、さっそくきれいにお使いいただいているようで、担当スタッフも嬉しく思っております。

K様、この度もありがとうございました。