【クロスのめくれ】土壁を解体して下地からやり替え 高砂市N様邸
内装リフォーム(高砂市N様邸)
以前お風呂・洗面所リフォームをさせていただいた高砂市N様邸。
その際に「玄関ホール、廊下、階段の壁のクロスがめくれてきているのが気になる」とのご相談を承りました。
もともとの壁が土壁でしたので、土壁を一旦解体して下地からやり替える工事をさせていただきました。その工事の様子をご紹介します。
この記事では、以下の工事の様子を詳しくお見せしていきます。
●土壁の解体
●クロス工事
●玄関ホールの壁にエコカラットプラスを施工
「土壁をクロス仕上げにしたい」「土壁が古くなってポロポロ落ちてくる」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
リフォーム前
リフォーム前の玄関ホールです。
玄関ホール、廊下、階段の壁のクロスがこのようにめくれてきていました。
調査させていただいたところ、もともとの壁は土壁で、その上に直接クロスを貼られていました。以前他社でリフォームされた際にそのような施工方法がとられたようです。
クロスを貼る前の下地処理が甘くてクロスがしっかり密着しておらず、年月とともに端からめくれてきたと考えられます。
土壁をクロスの壁にリフォームするには
ちなみに、土壁をクロスの壁にリフォームするには、2つの方法があります。
方法①土壁の上に直接クロスを貼る
【工事の流れ】
①土壁表面に付いたホコリ、剥がれの余分な部分をきれいに取る
②壁面にパテを塗り平らにする
③ペーパーでこすって平らに仕上げる
④クロスの糊を塗る
⑤クロスを貼る
という流れになります。
土壁は砂と土を練り合わせたもので、表面にざらつきや凹凸があります。美しく長持ちする壁に仕上げるためには、土壁表面の余分なものを取り除き、表面を平滑にすること=下地処理が重要です。
【メリット】
●費用が安い
●施工時間が短い
【デメリット】
●壁の劣化具合により、施工できない場合がある
●照明の当たり方によって壁表面に凹凸のような影がでる場合がある
方法②土壁の上に合板、石膏ボードを貼る方法
【工事の流れ】
①土壁表面に付いたホコリ、剥がれの余分な部分をきれいに取る
②合板または石膏ボードを貼る
③クロスの糊を塗る
④クロスを貼る
という流れになります。
新しい合板・石膏ボードを貼るので下地が平滑になり、クロスをより美しく仕上げることができます。
【メリット】
●仕上がりがきれい
【デメリット】
●材料も手間も増えるので、その分費用がかかる
●方法①よりも施工時間が長い
今回の工事では方法②をとって、きれいで長持ちする壁にします。
解体工事
土壁を一旦すべて解体します。
階段の土壁も解体しました。
2階の廊下の土壁も解体しました。
クロス工事
新しく下地を作ってからクロスを貼り、きれいに仕上がりました。
天井はオークの板目調のクロスに貼り替えました。
階段もきれいに仕上がりました。
エコカラットプラス施工
玄関ホールも同様にクロスを貼りました。
正面の壁にはLIXILの機能性壁材「エコカラットプラス」を貼って、旅館のようなくつろぎを感じさせてくれる素敵な空間に仕上がりました。
エコカラットプラスはデザイン性に優れているだけでなく、調湿性・脱臭性があり、お部屋の空気を心地よいものに保ってくれます。
エコカラットプラスはエコカラットのモデルチェンジ品です。機能や性能はそのまま、水拭きができるようになりました。
土壁のリフォームのポイント
土壁は日本古来の優れた壁ではありますが、経年劣化や衝撃によって表面の砂がポロポロ取れてしまうことがあり、日々の掃除に手間がかかります。
クロス仕上げにリフォームすれば、お手入れがラクになり、お部屋の印象をガラッと変えることができます。
しかし、土壁からクロス仕上げに変更するリフォームは既存の土壁の状態を把握し、必要な補修や下地処理を適切に行わなければいけません。
下地が整っていないのにクロスを貼ってしまうと、早期にクロスが剥離することに…。
弊社は年間800件以上のリフォームを手がけ、高い技術をもつ職人に工事を依頼しています。
土壁のリフォームの実績も多数ございますので、リフォームをお考えの方はぜひウオハシにご相談ください。