キッチンを移動させてお気に入りの田園風景をのぞむLDKに 加古川市I様
1階全面リフォーム③(加古川市I様邸)
ご両親から受け継いだ一軒家でわんちゃんとおひとり暮らしされている加古川市I様。
「1階だけで生活が完結する家」にすべく、1階全面のリフォームをさせていただきました。
《加古川市I様邸 これまでの現場ブログ》
この記事では、以下の工事の様子を詳しくお見せしていきます。
●雨漏り補修
●窓取り替え
●LDKの内装工事(クロス・フローリング貼り替え)
「家が雨漏りしている」「窓を取り替えて断熱性を上げたい」「グレーインテリアが好き」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
雨漏り補修
こちらはリフォーム前のLDKです。キッチンや窓の入れ替えのほか、内装も一新します。
既存の壁をめくると木部が腐食していました。
壁の内部で起こっていたのでお施主様も気が付かれていませんでしたが、雨漏りしていてシロアリがいた形跡も見つかりました。原因を調査したところ、下屋根の瓦と外壁の取り合い部分の納め方が悪く、横降りの雨が侵入しやすい状態になっていました。
水切り板金を新しく取り付けて雨漏りを根本から解消し、腐っていた部分を撤去してやり替えていきます。
壁の下地を作りました。
シロアリ被害の再発を防ぐため、防蟻処理をしておきます。
窓入れ替え
キッチンの出窓の向こう(お家の西側)には田園風景が広がっていて、I様お気に入りの眺めでした。敷地の西側はちょうどスペースが余っていたので「何か活用したい」と希望されていました。
そこで、キッチンの位置を変えた上で出窓は掃き出し窓に替え、外部にテラスを設置するプランをご提案いたしました。
もともとあった掃き出し窓を小さい窓に入れ替えました。ここにキッチンを配置します。
そしてもともとキッチンと出窓があったところは、出窓から掃き出し窓に取り替えました。
「古い家なので全体的に寒い」とのお悩みもあり、掃き出し窓は断熱性に優れたLow-E複層ガラスのもの(LIXIL サーモスL)を採用。
壁にはしっかりと断熱材を入れました。
Low-Eガラスとは?
窓のガラスを2重にし、その間に空気層を挟んだペアガラスは優れた断熱性能を発揮しますが、さらにLow-E(ローイー)と言う膜をガラスに施す事でその性能をより向上する事ができます。
Low-Eとは、Low Emissivity(ロー・エミシビティー)の略。「低放射」という意味で、太陽の放射熱を低減する働きを強化したガラスです。通常のガラス面に薄い金属の膜をコーティングしたもので、遮熱または断熱の効果を高めます。
内装工事
下地工事が完了し、キッチンまわりにメラミン不燃化粧板(アイカ工業 セラール)を貼りました。汚れが付きにくく、キズ・熱にも強いパネルです。
アイカ工業「セラール」は意匠性があり、インテリアにこだわりのある方におすすめ。I様邸ではマットなグレーのデザインを採用しました。
天井とキッチンまわり以外の壁にはグレーのクロスを貼りました。(サンゲツ 77-3107)
コンクリートのような質感のクロスです。
床は新しいフローリングに貼り替えました。(東洋テックス Juri)
洗練された雰囲気のあるグレイッシュカラーがおしゃれな「ホワイトオーク」のデザインです。
最後に
今日は加古川市I様邸の雨漏り補修、窓取り替え、LDKの内装工事についてご紹介しました。
次回も引き続き加古川市I様邸のリフォームの様子をアップしますので、是非ご覧ください。