2025年のリフォームトレンド総まとめ|人気素材・デザイン・インテリアを振り返る
2025年も残りわずかとなりました。年末は、住まいを見つめ直し「来年こそはリフォームを」と考え始める方が増える時期でもあります。
そこで今回は、2025年のリフォームトレンドを振り返りながら、今年特に注目を集めた人気素材・デザイン・インテリアの傾向を分かりやすく解説します。
これからリフォームを検討している方はもちろん、「今の住まいの方向性は合っているのかな?」と気になっている方にも、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
2025年のリフォームトレンド全体像
2025年のリフォームトレンドをひと言で表すなら、
「快適性 × 持続可能性 × 自分らしさ」
この3つのキーワードに集約されます。
光熱費高騰や環境意識の高まりを背景に、省エネ・断熱性能の向上はもはや特別な選択ではなく“当たり前”に。
一方で、画一的なデザインではなく、家族構成やライフスタイルに合わせた等身大の心地よさを重視するリフォームが増えたのも2025年の特徴です。
注目された人気素材|2025年は「本物感」と「扱いやすさ」が両立
無垢材・突板フローリングの再評価
2025年も引き続き人気だったのが、無垢材や突板フローリングです。
以前は「お手入れが大変そう」というイメージがありましたが、
■表面加工技術の進化
■傷や汚れに強い塗装仕上げ
により、日常使いしやすい素材として再評価されました。
特に人気だった樹種は以下の通りです。
■オーク(ナチュラル・グレージュ系)
■ブラックウォルナット
■アッシュ材
空間に温もりを与えつつ、経年変化も楽しめる点が支持されています。
モルタル・左官仕上げの進化系
キッチンや洗面、玄関まわりでは、モルタル調・左官風仕上げが引き続きトレンドに。
2025年は、本物のモルタルだけでなくモルタル調クロスやパネル材といった「質感はリアル、施工はスマート」な素材が多く採用されました。
無機質すぎず、温かみを残したグレートーンが特に人気です。
デザインの傾向|”盛らない”がちょうどいい
シンプルだけど無難ではない
2025年のリフォームデザインは、
■色数を抑える
■素材の表情を活かす
といった引き算のデザインが主流でした。
■グレージュ
■スモーキーベージュ
■くすみブラウン
など、少しニュアンスのある色味を取り入れることで、落ち着きと個性を両立させています。
和モダン・ジャパンディの定着
2025年は、和モダンやジャパンディ(和×北欧)が一過性の流行を超え、定番スタイルとして定着した年でもありました。
■障子や格子を現代的にアレンジ
■和紙調クロスや木製建具をポイント使い
といったリフォームが増え、「古さ」ではなく「価値」として和の要素を生かす考え方が広がっています。
インテリアトレンド|暮らしに寄り添う空間づくり
造作収納・造作家具の人気
2025年は、既製品だけに頼らない造作収納・造作家具が多く選ばれました。
■家電サイズに合わせた収納
■ワークスペース兼用カウンター
■見せる収納と隠す収納のバランス
など、「その家族にとっての最適解」を形にするリフォームが支持されています。
照明計画で空間の印象をコントロール
インテリアの満足度を大きく左右する要素として、照明計画への関心も高まりました。
2025年は、ダウンライトだけではなく、間接照明・ブラケット・ペンダントの組み合わせによって、時間帯やシーンに合わせた光の演出を楽しむ住まいが増えています。
機能面のトレンド|省エネ・断熱は“後悔しない投資”
断熱リフォームの需要拡大
2025年のリフォームトレンドで欠かせないのが、断熱性能の向上です。
■内窓設置
■高断熱玄関ドア
■天井・床の断熱改修
といった工事は、快適性だけでなく、冷暖房費の削減、ヒートショック対策といった観点からも注目されました。
省エネ設備とセットで考える
■高効率給湯器
■節水型水栓
■太陽光・蓄電池との連携
など、設備とリフォームをセットで考える動きも2025年らしい特徴です。
2025年のリフォームトレンドから見える、これからの住まい
2025年のリフォームは、見た目の流行を追う、SNS映えを狙うといった方向性から一歩進み、「長く、無理なく、心地よく暮らせるか」を重視する方が確実に増えました。
素材選び、デザイン、インテリア、性能。 どれか一つだけを重視するのではなく、全体のバランスを考えることが、これからのリフォーム成功のカギと言えそうです。
年末年始は、家族とゆっくり話し合いながら住まいの未来を考える絶好のタイミング。 2025年のリフォームトレンドを振り返りつつ、ぜひご自身にとって本当に心地よい住まいを思い描いてみてください。



































