2025年10月09日 お役立ち情報

近年、日本各地で地震や台風、集中豪雨などの自然災害が増えています。

ここ加古川市・高砂市でも、秋になると台風や強風への備えが欠かせません。

 

「非常食や水を買いそろえたけれど、置き場所がない」「押し入れの奥にしまっていて、いざというときに取り出せない」――そんなお悩みを解決するのが、防災備蓄スペースを考えたリフォームです。

今回は、災害時に役立つ食品・水・道具の収納工夫や、リフォームでできる備え方を詳しくご紹介します。

 


“備える収納”が防災リフォームの第一歩

防災の基本は「備え」。しかし、せっかく備蓄しても置き場所が分散している・取り出しにくいと意味がありません。

リフォームのタイミングなら、構造を活かして「安全」「使いやすい」「長持ちする」備蓄スペースをつくることが可能です。

 

例えば、耐震補強を行う際に壁内を利用して収納を組み込んだり、廊下のデッドスペースに扉付きの備蓄棚を設けたり。

見た目もすっきりしつつ、非常時にはすぐ取り出せる“頼れる収納”になります。

 

加古川市や高砂市は比較的平坦な地形ですが、河川が多く浸水リスクがある地域も少なくありません。

そのため、備蓄スペースを「床上60cm以上」に設ける、または「2階にも分散して収納する」など、地域環境を踏まえた工夫が大切です。

 


災害時に備蓄品が被害を受ける理由

地震や台風では、収納そのものが被害を受けるケースも多く見られます。

 

●地震による揺れで棚が転倒し、缶詰や瓶が破損

●台風で屋根裏や床下に雨水が浸入し、備蓄品が水濡れ

●停電時、真っ暗で収納場所がわからない

 

こうした事態を防ぐには、転倒防止・防水・照明対策が欠かせません。

扉付きの収納には耐震ラッチを、床近くに収納を設ける場合は防水シートや通気口を取り入れましょう。

停電に備えて、収納内に人感センサー付きの非常用ライトを設置するのもおすすめです。

 


備蓄スペースづくりの基本ルール

防災リフォームを行う際は、次のポイントを意識しましょう。

 

●丈夫な棚構造

重い水や缶詰を載せてもたわまないよう、厚めの棚板(20mm以上)と金具固定を。

 

●湿気対策

扉付き収納なら通気孔を設け、結露やカビを防止。

 

●取り出しやすさ

 手が届く高さに配置し、非常時でも片手で開けられる構造に。

 

●ゾーニング収納

 「食品」「道具」「救急用品」など、使う目的ごとに分類。

 

●防災導線の確保

玄関や勝手口からすぐ取り出せる位置が理想です。

 

これらを踏まえると、いざという時もスムーズに行動できます。

 


加古川・高砂で人気の収納アイデア

地域の住宅事情に合わせたリフォーム事例をいくつか紹介します。

■ 廊下や階段下を活用

奥行き30~40cmの浅型収納を壁に埋め込むと、廊下でも圧迫感なく備蓄が可能です。

階段下の空間も、ペットボトルや非常用トイレの収納に最適。

 

■ パントリーを防災仕様に

キッチン横のパントリーに、防災用品を一部まとめる家庭が増えています。

日常使いの食料と災害用食料を入れ替えながら使う「ローリングストック方式」を取り入れると、無駄なく管理できます。

 

■ 外部収納を補強する

屋外に物置を設ける場合は、台風の風圧対策が必須です。

基礎固定や屋根の補強、防水シート施工を行うことで、強風・豪雨にも耐えられる“防災小屋”として活躍します。

 


どれくらい備蓄すれば安心?

兵庫県の防災ガイドラインでは、最低3日分、できれば1週間分の備蓄を推奨しています。

大人1人あたりの飲料水は1日3リットルが目安。4人家族なら12リットル×3〜7日分が必要です。

 

食料は、缶詰・レトルト・アルファ米などをバランスよく。

高砂市のふるさと返礼品には長期保存できる「備蓄パン」もあり、地元特産を取り入れるのもおすすめです。

 

この量をしまうには、高さ180cm・幅120cm程度の収納ユニットが目安ですが、ローリングストックを実践すれば日常生活に溶け込む形で保管できます。

 


リフォーム時の注意点

防災備蓄スペースをつくる際は、以下の点に注意しましょう。

 

●構造壁を安易に抜かない(耐震性を損なう恐れあり)

●配線・配管を避けて設計する

●揺れに強いL字金具で棚を固定する

 

また、施工後は半年に一度、棚のゆるみや扉の開閉を点検しておくと安心です。

 


日常に“防災”をなじませる

防災リフォームというと特別なものに感じますが、実際は「暮らしの延長線上で備える」ことが大切です。

普段の収納の中に、少しずつ防災用品を組み込む。

非常食を週末の食卓で試してみる――そんな小さな習慣が、災害時の大きな安心につながります。

 

加古川市・高砂市では地域防災訓練やハザードマップの配布も行われています。

お住まいのエリアの浸水・地震リスクを確認し、最適な備蓄場所を検討してみましょう。

 


まとめ

防災備蓄スペースを考えたリフォームは、「家を守る」だけでなく「家族を守る」ための大切な準備です。

 

●揺れや水害に強い収納設計を

●取り出しやすく安全な位置に配置を

●ローリングストックで無理なく続ける

 

秋の台風シーズンは、防災対策を見直す絶好のタイミング。

住まいの見直しとあわせて、安全で快適な“防災リフォーム”を検討してみませんか?

 

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