【明治元年築】伝統的な日本家屋の全面リフォーム 相生市N様邸
古民家全面リフォーム(担当:長野)
今日は、全面リフォーム中の相生市N様邸の工事の様子をお伝えします!
娘様が本屋でウオハシの施工事例が載っている雑誌を見て、お問い合わせくださったのが工事のきっかけとなりました。
N様邸は明治元年に建てられ、なんと築151年!
歴史が感じられる伝統的な造りのお家です。
娘様ご夫婦は西宮在住。
「実家に戻って両親と同居し、田舎でゆっくり暮らしたい」と、
この築151年のご実家をリフォームして移り住むことを決意されたのだそうです。
リフォーム前の外部。
屋根の瓦葺き替えなどの手入れをきちんとされていて、
きれいな状態が保たれていました。
リフォーム前の和室。
田の字の和室が6つと、廊下のむこうにもう1室。
1階だけで7つの和室がありました。
田の字和室の隣には広縁がありました。
内部はあまり工事されたことがないそうで、
「これぞ日本家屋」といった特徴的な間取りが残されていました。
今回のリフォームでは、移動できない構造体などの制約がある中で、
N様ご家族が二世帯で快適に暮らせるような間取りに変更します。
同時に、強度を保てるように柱や筋交いを足す工事も行っていきます。
和室の畳、襖を撤去しました。
天井を解体しました。
床を解体しました。
床下の状態は悪く、下地からぜんぶやり替える必要があります。
壁を解体しました。
木部の一部はボロボロになっていました。
解体完了です。
がらんとした、ほぼ何もない状態になりました。
束をたてる土台として、コンクリートを打設します。
コンクリートを流し込む穴を掘りました。
地盤沈下で床が沈んでいた北西側の地面にもコンクリートを流します。
型枠を設置しました。
砂・砂利・水・セメントなどを混ぜてコンクリートを作ります。
穴にコンクリートを打設しました。
型枠を設置したところにもコンクリートを打設しました。
コテでならします。
乾燥させて、しっかり固めます。
傾いていた床をきっちり水平に直すのは、なかなか難しい作業になります。
この上に、新しい床下地を作っていきます。
次回のブログに続きます!