カラーベスト・トタン屋根(瓦棒)の塗装 波板張り替え 高砂市I様邸
屋根塗装(高砂市I様邸)
築47年の高砂市I様邸で屋根の塗装工事をさせていただきましたので、工事の様子をご紹介します。
この記事では、以下の工事の様子を詳しくお見せしていきます。
●トタン屋根(瓦棒)の塗装:ケレン・高圧洗浄・サビ止め・中塗り・上塗り
●カラーベスト屋根の塗装:釘打ち直し・割れ補修・タスペーサー・高圧洗浄・下塗り・中塗り・上塗り
●波板張り替え
「屋根塗装したい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
塗装前
大屋根にはカラーベストが葺かれており、👆下屋根はトタン(瓦棒)が葺かれていました。
トタン屋根はトタン(亜鉛メッキ鋼板)でできた縦葺きの金属屋根のことです。凸のあるこの形状の屋根は瓦棒(かわらぼう)と呼ばれます。
トタン屋根の寿命は25~35年。
I様邸は47年ノーメンテナンスでこられていて、塗装の剥がれやサビなどの劣化症状が見受けられました。
トタン屋根 ケレン
トタン屋根のケレンを行いました。
サビや汚れを落とし、同時に表面にあえて傷をつける作業です。これをすることで塗料の密着性が良くなり、塗装が長持ちします。仕上がりもきれいになります。
高圧洗浄
トタン屋根のバイオ高圧洗浄を行いました。専用洗剤を使用して、高い水圧で汚れやカビ、コケなどを落とします。
カラーベストの大屋根にも同様にバイオ高圧洗浄を施しました。
カラーベスト屋根 釘打ち直し
屋根板金の釘抜けが起きていたので打ち直しました。
釘が緩んで抜けてしまう現象で、熱膨張が原因です。日当たりの良い家は早く釘が抜けるなど、お家によって差はありますが、だいたい築7~10年ほど経つと少しずつ抜けてきてしまいます。塗装工事をするこの機会に、こういった部分も点検して修繕していきます。
サビ止め
棟板金にサビ止めを塗りました。
トタンの下屋根にもサビ止めを塗りました。
カラーベスト屋根 割れ補修
カラーベスト屋根の割れを補修しました。
カラーベスト屋根 下塗り
シーラーで下塗りしました。
カラーベスト屋根 タスペーサー
タスペーサーで縁切りをしました。タスペーサーを入れることで屋根材と屋根材のあいだに隙間を作る工程です。
隙間を作ると雨漏りするのでは?と思われるかと思いますが、実は隙間がないと雨水の逃げ場がなくなるので危険なんです。うまく排出されなかった雨水によって屋根下地が腐食、さらに雨漏りにつながります。
カラーベスト屋根 中塗り・上塗り
日本ペイントの塗料「ファインパーフェクトベスト」で中塗りしました。
最後に上塗りをしました。
完了です。きれいに仕上がりました。
また、4月に降った雹で穴があいてしまっていた波板の貼り替えもあわせて行いました。
トタン屋根 中塗り・上塗り
トタン屋根は、サビ止めのあと「ファインパーフェクトベスト」で中塗りしました。
最後に上塗りして、トタン屋根の塗装も完了です。
きれいになりました!
最後に
今日は高砂市I様邸の屋根塗装工事についてご紹介しました。
I様邸の屋根は、大屋根がカラーベスト、下屋根がトタン(瓦棒)というふうに2種類の屋根材が葺かれていました。それぞれの屋根材と状態に合わせて、カラーベスト屋根はタスペーサーの挿入や釘打ち直し、割れの補修などを行ってから塗装、トタン屋根はケレンとサビ止め塗装のあとに塗装、といった施工をさせていただきました。
ウオハシは屋根塗装工事の実績も豊富ですので、安心してお任せください。