マンションの間取り変更 部屋数を減らして広いLDKに 加古川市T様
マンション全面リフォーム(加古川市T様邸)
加古川市T様邸の全面リフォームをさせていただきました。T様邸は築27年、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造のマンションです。
ビフォーアフターは《こちらの施工事例ページ》をご覧ください。
この記事では、施工事例ページで紹介しきれなかった工事中の様子やこだわりポイントをお見せしていきます。「マンションリフォームを考えている」「間取りをガラッと変えたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
リフォーム前
リフォーム前はLDK、和室、洋室が3つある間取りでした。
「娘も息子ももう独立したので部屋数はそんなに必要ないが、お泊まり用の部屋は用意しておきたい」「収納を一か所にまとめたい」と希望されていましたので、以下のようなプランをご提案させていただきました。
●和室と洋室1つをLDKに取り込み、広いLDKを作る。
●キッチンまわりの壁を取り払って、DKと一体化。対面L型から、壁付けのI型キッチンに変更する。
●LDK内に引き戸で仕切れるスペースを作り、普段はLDKの一部として使って、お子様たちが帰ってこられたときには個室として使えるようにする。
●洋室にクローゼットを並べて新設し、収納を一か所に集約する。
各居室の間仕切り壁を取り払って、がらっと間取りを変更する大規模なリフォームとなります。
LDKの隣の和室です。この和室をつぶしてLDKに取り込みます。
キッチンはL型のものが設置されていました。壁で囲われて半分独立したようなレイアウトになっていました。
洋室は床にカーペットが敷かれていました。「劣化や汚れが目立ってきた」「掃除がしづらい」とお悩みでしたので、今回のリフォームでカーペットの部分はすべてフローリング仕上げに変更します。
解体
既存のキッチンを撤去し、床や壁を解体しました。
新しいキッチンの設置位置に合わせて、給排水管や電気配線の工事をします。
洗面化粧台を撤去しました。
システムバスも撤去しました。
和室との間仕切り壁や畳も撤去しました。
洋室3つの間仕切りも取り払いました。
下地工事
壁の下地を作っていきます。キッチンは配管を通すスペースを作るために壁をふかします。
《壁をふかすとは?》
「ふかす」は、漢字では「付加す」と書きます。構造上問題がない部分を前に出す建築手法で、リビングのテレビを置くスペースの壁、寝室のベッドの壁などに「ふかし壁」を施す事例が多いです。配線を壁の中に隠してすっきりと見せる・壁に凹凸を作ってデザイン性を持たせる・ニッチを作る、などといった目的で施工されます。
和室は畳があった分、床が低かったので、コンクリートを打設して他と高さを合わせました。
LDKと洋室の間仕切り壁を新しく立ち上げました。
キッチンの壁にボードを貼りました。
リビング収納の下地を作っていきます。
間仕切り開閉壁を設置するところの下地を作り、上吊り用のレールを取り付けました。
システムキッチン取り付け
新しいシステムキッチンとカップボードを取り付けました。
カップボードの上には、ふかし壁の厚みを利用してニッチを造作しました。Wi-Fiルーター置き場として使われる予定です。
建具取り付け
リビング収納の中に棚板を取り付け、折り戸も取り付けました。
戸の下に少しスペースをあけて「ルンバ基地」いわゆるルンバのお家に。
中にコンセントを設けて、ルンバのホームベース(充電器)を置けるようにしました。ルンバの上にホコリがたまりにくく、ルンバの存在感をなくしてLDKをすっきりさせられる収納アイデアです。
洋室にクローゼットを3つ並べて作りました。いちばん左のクローゼットは中段を作ってお布団を収納できるように。ほかは、枕棚とパイプハンガーを取り付けました。
折り戸はすべて白で統一しています。
廊下の下地工事も完了しました。
最後に
今日は加古川市T様邸のマンション全面リフォームについてご紹介しました。T様邸のビフォーアフターは《こちらの施工事例ページ》をご覧ください。
マンションのリフォームは戸建てと違って注意が必要なポイントがいくつかあります。
●他の世帯の方も利用する共用部はリフォームできない。共有部の例:エレベーター、窓枠、玄関ドア、ベランダ
●管理組合への届け出が必要。
●床材の衝撃音(L値)に制限が設けられている場合がある。
●マンション全体や各戸で電気容量やガス給湯器の大きさが決まっている場合がある。
ウオハシはマンションリフォームの実績も豊富ですので、安心してお任せください。