2018年02月19日 現場中継ブログ

外壁塗装・屋根葺き替え(担当:西住)

姫路市S様は初め、当ホームページよりお問合せくださいました。
「築年数が経ち、コーキングが浮いてきていて、工事の時期かなと思って・・・」というご相談でした。
そして、外壁塗装と屋根葺き替え工事をご依頼いただきました。

 

まず屋根の葺き替えから行います。

 

足場を組み立てます。あらかじめお家の周りに必要な資材を置いておき、スムーズに作業できるようにしています。

 

飛散防止用のメッシュシートを張って、足場が完成しました。

 

リフォーム前の屋根です。ニチハのスレート屋根「パミール」が葺かれていました。

「パミール」は施工してから10年前後で、端から徐々に表面剥離が発生しボロボロになってしまう不具合が出てくることが多く報告されており、現在では販売されていません。
通常このような屋根材は20年は持ちます。「パミール」はテレビでも取り上げられ、問題となりました。

S様もこの問題をご存知で、とても気にしていらっしゃいました。

 

屋根を再塗装するには高圧洗浄で表面をきれいにしなければいけません。
しかし、劣化したパミールは指で触るだけでもボロボロと剥がれてしまいます。高圧洗浄すると崩壊してしまう恐れがあるので洗浄ができません。洗浄せずに再塗装しても数年ももちません。

また、パミールは表面だけでなく、裏側に結露が発生する問題も抱えています。カバー工法で新しい屋根を重ね葺きしても、この内部結露を止めることはできません。
パミールに無償支給された釘は錆びが発生しやすいとの指摘もあり、重ね葺きはおすすめしません。

そこで、S様邸では葺き替えをすることとなりました。

 

屋根材「パミール」を撤去します。棟包みの板金を取り外しました。

 

棟側(屋根のてっぺん)から順に屋根材をめくっていきます。

 

はしごを使い、廃材を下ろします。

 

撤去完了です。既存の防水シートはそのまま残します。

 

その上に新しい防水シートを葺きます。

 

次に、新しい屋根材「横暖ルーフαプレミアムS」を葺きます。

 

釘でしっかり固定します。

 

棟まわりを残して、葺き終わりました!

 

棟に下地材を取り付けました。

 

棟換気を取り付けました。
新鮮な空気が行き渡る流れをつくって、湿った空気が屋根裏や壁内にこもり、結露・カビ・シロアリ・木部の腐りなどが起こるのを防ぐ役割があります。

 

 

最後に棟包みを取り付けました。

 

完成です!

 

 

下屋根も同様に完成しました。

今回使用した「横暖ルーフαプレミアムS」はフッ素樹脂遮断鋼板で作られており、横暖ルーフの中でも特に断熱性が高い商品です。
「性能がしっかりとした良いものを」というご要望があり採用しました。すっきりと全面葺き替えて、安心して暮らしていただけるお家になりました!

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