2018年03月29日 現場中継ブログ

外壁塗装(担当:森多)

「水まわりや外壁が傷んできた」と、リフォームのご相談をくださった高砂市M様。
今日は外壁塗装工事の様子をお伝えします!

 

 

もともとはリシン仕上げの外壁で、クラック(ひび割れ)が複数見受けられました。

《リシンとは》細かく砕いた石や砂にセメントや着色剤などを混ぜたものを、モルタル外壁に吹き付けて施工する仕上げ材で、表面はザラザラとしています。
比較的安価な仕上げ材なので、新築住宅によく使用されます。しかし、下地であるモルタルの収縮に対応できないという欠点があります。地震などによって発生した下地の動きに追随できないので、ひび割れが発生しやすいです。そのため、補修や塗装などの定期的なメンテナンスが必要となります。

 

ひび割れ箇所は、M様がDIYでちょこちょこ補修をされていたそうで、そのときのコーキングが残っています。
この上から塗装すると、塗料がしっかり密着せずに剥がれてきてしまうので、手作業で丁寧にコーキングを取りました。

 

その後、下地処理をしました。

 

補修前⇒補修後。角にあったひびにモルタルを塗って埋めました。

 

 

そのほか、たくさんあったひび割れを全てきれいに補修しました!

 

こちらの軒裏は雨水が伝ってきていて、真っ黒になっていました。そのまま塗装すると、塗装が長持ちせずにボロボロ剥がれてくる可能性があったので、モルタルで補修しました。

この部分にだけ雨水がまわってきていた原因は、雨樋に巻きつけられたワイヤー。
このワイヤーは、屋根に設置されていたアンテナの線を固定しておくものでした。アンテナ自体は以前に他社で撤去されていたのですが、ワイヤーは残されていたのでした。もちろん今回はワイヤーをしっかり撤去して、再発を防ぎます。

 

補修の次は下塗りです。「パーフェクトフィラー」という塗料を砂骨ローラーという特殊なローラーで塗りました。

 

《砂骨ローラーとは》別名マスチックローラー。塗料を含む部分が網の目状になっていて塗料をたっぷり含むことができるので、塗膜に厚みを付けることができます。表面は凹凸の波形模様に仕上がります。

M様邸では、通常の3~4倍の塗料を使って補修も兼ねて波形を付けました。この上から中塗り・上塗りと塗り重ねていくので、膜厚が付きひび割れ予防にもなります。外壁を長持ちさせる工法の1つです。

 

リシン仕上げでつぶつぶの表面から波形のパターンになって、だいぶん感じが変わりました

 

 

塗料「パーフェクトトップ」で中塗り・上塗りをしました。

 

完成です!

色にこだわり何度も作り直しをさせていただいて、M様のイメージ通りに仕上げました。「ちょっと可愛さも入れたい」ということで、2階の出窓とベランダ部分だけ色を変えて、他にはないM様邸だけのデザインになっています

ベランダでは雨漏りもしていたので補修と防水工事を行い、雨漏りを解消しました!

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