ほぼ空き家だったお家を1軒まるごとリフォーム 加古川市Y様邸(全面リフォーム)
全面リフォーム(担当:長野)
加古川市Y様は隣合った2軒のお家を所有されていて、そのうち1軒の水まわりや内装など全面リフォームをご依頼くださいました。
そのお任せいただいたお家はこれまで、法事などでご親戚が集まるときなどに使われていました。普段はたまに掃除と空気の入れ替えをするくらい・・・と、使用頻度があまり高くありませんでした。
しかし、この度お子様がそちらのお家に住まわれることになり、「築30年以上経っているし、入居前にぜんぶリフォームしてきれいにしたい」とリフォームを検討されたそうです。
着工日、養生をしました。
お家を傷つけないように、養生シートを敷き詰めています。
リフォーム前の玄関・廊下です。
壁をクロス仕上げに変更するため、今付いている手すりを全て取り外しました。
現場確認中。壁を一部めくって、柱が抜けるかどうか見ています。
1階には、6帖の和室と8帖の和室があります。
どちらの和室も壁の聚楽が古くなっていました。
5月の連休に法事でこちらの2部屋を使われるそうで、それに間に合わせるために2部屋の工事を優先して行います!
使用する聚楽です
職人がコテを使って手塗りします。
1階和室の聚楽塗りが完了しました!
聚楽塗りはクロスに比べると費用がかかります。しかし、職人が手作業で仕上げた聚楽壁は風情や趣きがあり、居心地の良い空間を演出してくれます。
仏間は白色の漆喰を塗ります
下塗りをしました。
こちらも職人による手塗りです!
聚楽塗りをしているあいだ、2階の工事も進めていきます。
住みながら全面リフォームをする場合、お施主様の居住空間を確保しつつ、荷物を移動させながら順番に工事をしていきます。Y様のこちらのお家は住まれていなかったので、工期短縮のために1階2階を同時進行でリフォームします!
2階、ベランダ横の洋間です。
壁は板張り⇒クロス仕上げ、床はカーペット⇒フローリングに変更します!
大工による現場確認
クロスを貼れるように、壁にベニヤ板を張ります。
隣の部屋に作業台を置いていて、ここで木材の加工をしています
ベニヤ板を張り終えました!
次に床のカーペットを撤去して、端からフローリング材を張っていきます。
リフォーム前の階段・ホール。こちらも板張りの壁でした。
同じようにベニヤ板を張って、クロス仕上げの下地を作りました。
廊下の突き当たりにはベランダへ出られる勝手口がありました。
古くなっていたのでカバー工法で新しいドア、LIXIL「リシェント」に取り替えました。
先ほど作業台を置いていた2階和室、リフォーム前の写真です。このお部屋は洋室に変更します!
畳を撤去して、床の嵩上げをします。
続いて壁と天井を触ります。リフォーム前は真壁だったのを大壁に変更します。
真壁(しんかべ):柱が見える壁。主に和室で使われ、日本古来の壁の納め方です。
大壁(おおかべ):柱の外側で壁を仕上げていて、柱が見えない壁。主に洋室で使われます。
壁をめくりました。
壁と天井の下地を新しく作り直します。
天井に石膏ボードを張ってフタをします。
新入社員の吉元が勉強を兼ねてお手伝いに入らせていただいています。職人に教わりながらビスを打っています
そして、こちらの和室には押入れがあったのですが・・・
解体して、クローゼットに変更するため下地工事を行いました。
壁・天井の下地材張りが完了しました。
2階にはもう1部屋あります。4.5帖の洋室で、クロス張り替えと床カーペット⇒フローリング変更の工事を行います。
フローリングを撤去して、フローリング材を張ります。
フローリング張り完了です。
カーペットはお掃除がしづらく、ダニやノミなどの心配もあります。フローリングに替えてお手入れ簡単、健康面でも安心して過ごせるお部屋になりました。