モザイクタイルのニッチがかわいいⅡ型の対面キッチン 加古郡I様邸(1階全面リフォーム)
1階全面リフォーム(担当:車塚)
お風呂や洗面所のリフォームを先にさせていただいていた加古郡I様邸。
<加古郡I様邸・これまでの現場ブログ>タカラのお風呂と洗面所、和室の壁を聚楽からクロスに変更
次はLDKのリフォームに取り掛かります。
完成イメージパースです。「ホームページに載っているT様邸のような明るいLDKにしたい」と希望されていました!
リフォーム前のLDKです。
築27年が経っており、フローリングが古くなってきていました。
L型キッチンが壁付けに設置されていました。
初めはL型キッチンのレイアウトを変えて、対面に設置しようという話になっていたのですが、そうすると圧迫感が出てしまったり、I様の思っているような使い勝手にならないということで、Ⅱ型キッチンを取り付けることになりました。
既存のキッチンを撤去しました。壁に貼られていたタイルも剥がしてしまいました。
キッチンのレイアウトが変わるので、それに合わせて配管を移設しました。
キッチン周りの壁は下地の石膏ボードが傷んでいたのと、電気配線を通したかったのもあって、古い下地を取って新しくやり替えました。
天井にはダウンライト用の電気配線を仕込みました。
既存の巾木を撤去しました。
床に新しいフローリングを増し張りします。
※増し張り=既存のフローリングを剥がさずに、上から新しいフローリングを重ねて張る工法です。解体にかかる費用や時間が必要ないというメリットがあります。
I様邸の場合は、フローリングを増し張りすると玄関や廊下、洗面所の段差がほぼなくなってバリアフリーになるという効果もあり、この工法をとりました。
もともと床下収納があった場所は、また床下収納を設置するので開けておきます。
キッチンのよく踏むポイントにあるので、新しい床下収納は気密性が良く、踏んでもギシギシなりにくいものを採用しています。
新しいフローリングはリフォーム前のものよりだいぶん明るい色で、雰囲気ががらっと変わります。
窓上の壁を一部めくりました。
そこにカーテンレールを付けるためにベニヤを入れて、強度のある下地を作りました!
対面キッチン用の造作壁を作ります。
ボードを張りました。
リビング側にはニッチとして横長のくぼみを作りました。
キッチン横の壁(和室にある押し入れの裏)に少し傾斜をつけて石膏ボードを張りました。
反対側から見るとこんな感じ こちらが数センチほど高くなっています。
というのも・・・
この壁の奥にカップボードを設置するのですが、押入れよりもカップボードのほうが奥行があって、どうしてもカップボードが少し出っ張ってしまいます。
↑図のように斜めの壁を作ることでカクカクっと見栄えの悪い感じにならず、すっきり綺麗に見えます。
キッチン周りの壁に化粧パネルを張りました。
新しいシステムキッチンを取り付けていきます。
取り付けが完了し、ダンボール等で養生しました。
カップボードの設置も完了しました。
キッチンの造作壁のニッチにモザイクタイルシートを貼りました。
オレンジやピンクなどがミックスされた可愛い色合いのタイルです。
実はこれ、ぐにゃっと柔らかいシートになっています。小さなタイルを1枚1枚貼っていくのは大変な手間がかかりますが、これなら簡単に貼ることができ工期の短縮にもつながります!
I様邸のLDKにはもともと出入り口が2つあり、ひとつめはドアを新調、あまり使われていないもう一方↑は塞いで壁に変更しました。
その新しい壁にはガラスブロックを4つ埋め込んでインテリアの一部に。廊下からの光が入り、誰かが通るとわかるという利点も!
LDKの天井と壁にクロスを貼りました。
照明を取り付けて完成です。明るくて可愛いLDKになりました!
ダイニングテーブルは近々買い替える予定なんだそうで、その新しいテーブルがぴったり入るようにニッチの高さは計算してあります。
リビングとテレビボードに仕込んだダウンライトは調光可能なタイプ。こちらのスイッチをくるくる回して、お好みの明るさにすることができます。
キッチン上のペンダントライトだけ点けると、雰囲気が出ますね
Ⅱ型キッチンはパナソニックの「ラクシーナ」。
やさしいピンク色のキッチンです。I様のご希望でビルトイン食洗機も取り付けています。
カップボードは、キッチンと同じシリーズの同じ色で統一しました。家電や食器などたっぷり入ります!
リビング ガラスブロックがさりげないワンポイントになっています。
廊下はクロスとフローリングを新しくして、LDK同様明るく綺麗になりました!