【こだわりリフォーム】アートでモダンな和室が出来上がるまで 姫路市O様
和室リフォーム 姫路市O様邸
こんにちは、高砂市・加古川市の老舗リフォーム店ウオハシです。
和室のリフォームをさせていただいた姫路市O様邸の施工事例を公開しました。
華やかな和の図案や江戸時代の絵師・伊藤若冲の絵柄をプリントした襖紙、障子紙を使用した、まるでアートホテルのような非日常的空間に仕上がっています。
施工事例のページには載せきれなかったのですが、姫路市O様邸の担当をさせていただいた弊社スタッフ 上畑のこだわりを番外編としてこちらでご紹介させてください。
↑こちらがリフォーム前の和室です。
畳の床をフローリングに変え、土壁はクロス仕上げに変更するなどのリフォームをさせていただいたのですが、中でも特にこだわったのが床の間です。
床の間を左右2つに仕切って引き違い戸を付け、向かって左側は収納に、右側はお仏壇置き場としました。
その際、もともとあった黒檀(こくたん)のきれいな床柱をそのまま残すため、右側には引き違い戸の枠を入れませんでした。
《黒檀について》
黒檀は質の高い木材で、特長としてはとても硬く頑丈でゆがみが出にくいことが挙げられます。美しく黒光りし、使い込むほどにツヤが出ます。古くから高級家具や楽器、工芸品に利用されてきました。
成長がとても遅く、直径が18cmになるまでに200年かかると言われ、たいへん人気のため希少種となっており、現在は良材を入手するのは困難です。
少し話がそれましたが、このように今ではなかなか手に入らない立派な黒檀の床柱を残して生かすことができたのは、建て替え等ではなくリフォームだからこそですね。
お施主様にとっては、リフォーム前の和室も思い出や思い入れのある大事なお家の一部。すべて真っ新にしてしまうのではなく、和室のシンボル的存在の床柱を残したことでリフォーム前の面影が感じられると喜んでいただけました。
しかし、右側に枠を入れずに左側にだけ枠を入れると、収納・お仏壇置き場の中の空間の幅と、ドアの幅のセンターがずれてしまいます。
中の空間の幅で見たセンターラインに仕切りを入れると、引き違い戸の左を開けたときと右を開けたときで仕切り部分の見え方が違ってしまうのです。ドアの幅で見たセンターラインに入れる場合もしかり。。
左右どちらの戸を開けたときも美しく見える位置に仕切りを入れるべく、現場で細かい採寸や調整を行いました。
ああしたらどうかこうしたらどうかとあんまり長く考えていたので、しまいには大工さんに「いつまで寸法考えてるん」とツッコまれてしまいました
完成写真を見るだけでは、なかなかそこまで目がいかないかと思います。
でも、O様邸のあの非日常的な洗練された雰囲気は、そういった細かい調整の積み重ねから生まれたものなんです。
新築は基礎から柱、すべてを新しく作りますが、リフォームは既にある柱や壁を生かしながら進めていきます。それがリフォームの良さであり、難しいところでもあります。
ウオハシは全面リフォームから水まわりのリフォーム、内装リフォームまで多数の実績がございますので、「思い入れのある家を生かしながらリフォームしたい」という方はぜひ高砂市・加古川市の老舗リフォーム店ウオハシにご相談ください!