2016年04月11日 社長ブログ

本日は愛知は知多半島にあります瓦メーカーの鶴弥さんにお伺いしました。私自身色んなメーカーの工場にお伺いさせていただきましたが、瓦の製造工場は初めてでわたくしたち地元で瓦といえば淡路瓦を思い浮かべる方が多いと思います。実はうちを含めて最近では今日お伺いした愛知の三州瓦が地元で使われてることが多くなっております。その理由としては色々あると思いますが一番の決め手は施工後の色の安定度だそうです。もともと瓦はその産地の土を使って焼くんですが、土の質が三洲は非常によく焼く温度も1130度と決まった温度で行うそうです。この絶妙な温度設定が長く同じ状態を保つコツだそうです。淡路瓦は残念ながら土の質が三洲に比べると少し劣るそうで、その為焼き温度も低く色にどうしてもムラが出るそうです。地元の者にとってもっと使わなくてはならないのかもしれませんが、粘土瓦の淡路のシェアも10%にも届かないのが現状で、三洲に至っては70%をゆうに超えてる。淡路瓦がんばれとしか言えないですが、、、、。瓦の件でもう一つ話しておきたいことがありまして私自身非常にお恥ずかしい話ではありますが日本にはこの様に瓦を製造されている産地が3箇所しかないそうです。皆さんご存知でしたか?因みに今申し上げました三洲、淡路ともう一つは島根の石州瓦だそうです。石州瓦は非常に高温で焼かれ、寒冷地方や雪の降るエリアに非常に向いている瓦だそうです。ただ温度が高いせいか色んな加工をすることが困難で、平板瓦などとしてはあまり作らないそうです。瓦メーカーも全体的には非常に厳しい状況で新築着工数の減少に伴う使用量の減少がありそれに追い打ちをかけるようにカラーベストや金属系の屋根材にシフトされる案件も非常に増えているそうです。ただ粘土瓦に関しては価格は前者に比べると高いですが基本メンテナンスフリーですし、高耐久    室内に影響を与える温度変化もカラーベストや金属系の屋根材よりも低く非常に素晴らしいものです。また色や種類も最近ではバイタリティーに富み、洋瓦、平板瓦となど多種にわたり対応してきてます。うちとしましては今後 屋根材としては最終的には使っていただいたお客様の為になってると思うので粘土瓦を可能な限り使っていきたいと思います。鶴弥さん本日は貴重なお時間を頂き工場見学をさせていただきまして誠にありがとうございました。

 

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