2016年11月08日 社長ブログ

今日もブログをお読みいただきまして誠にありがとうございました。CLT画像

本日はちょっと違う話題をしたいと思います。私たちは普段住宅というものに対して切ったり張ったり、そしてくっつけたりと木材を加工してリフォーム工事をさせていただいておりますが、木材や素材につきましてはそんなにこだわることなく使われている方は非常に多いのではないでしょうか?実際日本で使われている木材の自給率は年々改善されていると言われていますが2002年には18.2%にまで落ち込んでいました。私自身も東京時代に木材に触れる機会が非常に多く、業界的にも先細り感が否めない状態が続いていたと思います。実際日本の林業に携わる人口は年々減少傾向で日本の木材は切れば切るほど赤字が膨らむという構造に誰もがあきらめていたのではないでしょうか。実際東京江東区にある以前は木材の町と称された新木場あたりの木材業者も今では1/3以下の状態になっています。時代の経過になかなか乗れない現状に業界自体もさみしい感じがしていたと思います。しかし今新しい木材の加工品などの出現によって今日本の木材の良さが徐々にではあるんですが見直されつつあります。上の図にあるCLTという素材です。今までは木造の住宅や建物というのは、強度や耐震そして高層という建築の壁をなかなかある一定基準を超えて作ることができませんでした。しかしこのCLTの出現によって今までは鉄骨造やコンクリート造でしか建てられなかったビルなどの高層建物が木造で可能になったのです。本当に快挙だと思います。私は木造の住宅には非常にこだわりがあり、うちで建てるもしくは携わる住宅に関しましては必ず自然にほど近い木材を使おうという思いがあります。

高い強度(優れた耐震性も)

それは実際一生住み続ける場所が森林の中なのかコンクリートジャングルなのかという考えで答えが自然に出てくると思うのですが、人それぞれに考え方はあるのでそこは敢えて・・・。木材の需要が非常に増えるということは喜ばしいことですし、実際使われる場所に近いところで育った木材を使用しての住宅が建つということは尚更うれしいことであります。今後も木材につきましては常にこだわっていきたいと思います。

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