2024年11月25日 スタッフブログ

大阪中之島美術館で現在開催中の塩田千春 『つながる私(アイ)』の展覧会に行ってきました。

テーマは 「生と死」を通じて「生きること」や「存在」を問い直し、他者とのつながりを探る。

 

塩田千春(1972年生まれ)の出身地・大阪
現在ベルリンを拠点として国際的に活躍
「生と死」という人間の根源的な問題に向き合い、作品を通じて「生きることとは何か」、「存在とは何か」を問い続けています。
本展は、全世界的な感染症の蔓延を経験した私たちが、否応なしに意識した他者との「つながり」に、3つの【アイ】-「私/I」、「目/EYE」、「愛/ai」を通じてアプローチしようというものです。

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※大阪中之島美術館HPより

展覧会では赤い糸を使ったインスタレーションや、大胆かつ繊細な表現が特徴的でした。

生と死をテーマにしていることもあって、身体の中に流れる血や内臓、遺伝子など少しグロテスクな表現作品もありましたが、
気持ち悪さの中にある繊細な表現に斬新さ・感動・面白さを感じます。
『生きる』とは何なのか。『死』とは何なのか。自身の病気や家族の死を経験されており、その感情も作品に込められていました。

作品一つがアートになるのではなく、その場所を含んだ空間込みでの圧巻の展示に感動しました。
作者本人も別の作品で包み込まれているような感覚と表現されていましたが、本当にそんな感じで、体内の中の細胞の中に自分が入っているような、包み込まれるような独特な感覚になりました。

↑糸をスタッカーで固定しています。

 

自身の身体もアートの一部として表現するという独創的名表現方法も非常に面白かったです。

人々の想いを集めた応募用紙を使ったモニュメント作品は、展示室の広い空間を舞うような展示が印象的でした。

 

大阪中之島美術館は何度か足を運んでいますが、展示会によって、毎回別の場所のように感じます

12月1日までの開催になりますが、気になる方はぜひ一度足を運んでみてください!

 

  • 執筆者 : 鳥谷
  • 鳥谷
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