築60年以上の古民家を車イス対応のバリアフリーの家に改造 加西市S様邸(古民家リフォーム)
お客様名称 加西市S様 | 施工事例No 30036 |
費用 約2380 万円 | 工期 約8か月間 |
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○2階○
増築部の階段。両側に一切壁がありませんでした。
手すりを付け、安全に昇り降りできるようになりました。
乱雑な状態だった屋根裏。
屋根裏はベニヤを張って、明るい物置にしました。
母屋⇔増築部は、1階では行き来できるようになっていたのですが、2階はつながっておらず各々別の階段を使わなければいけませんでした。「荷物を運ぶときなど大変なのでに、どうにか2階も行き来できるようにしてほしい」とのご要望を受け、構造上問題のない壁を抜いて通り道を作りました。
母屋の階段。傾斜がきつく危険でした。
ゆるやかな階段に架け替えました。階段横はデッドスペースのように見えますが、キッチンの採光窓のために必要なスペースです。
階段横にある和室。たんす部屋として使われていました。
棚を作りつけたウォークインクローゼットに作り変えました。奥様の身長に合わせて棚を作り、「上段にはカバンなどを収納できて便利」と気に入ってくださっています。
2階は天井が低く、圧迫感がありました。
梁を出し、左側に傾斜をつけた天井を作って、できるだけ広く見せられるようにしました。
押入れはクローゼット、小さな和室は洋室にしてご主人書斎に。
古民家ならではの、木をまるごと使った梁はS様が特に気に入っていらっしゃるポイントです。「寝室なので、誰でも彼でも自慢で見せられないのが残念です(笑)」とご主人。
○外部○
左側のグレーの屋根が母屋、右側の青い屋根が増築部です。
母屋の大屋根は1度手を入れていらっしゃってまだ綺麗だったので、母屋の下屋根と増築部の屋根瓦を葺き替えました。
サッシはすべて断熱性に優れたペアガラスに取り替えました。
増築部の前にあった小さな小屋は離れのトイレ。こちらは解体して駐車場の一部に。
離れの前にあったサボテンを移植しました。この花壇は、使われていなかった水槽を再利用したものです。
1階の外壁には焼き板、2階は板金が張られていました。サビや汚れなど経年劣化が見受けられました。
1階2階とも焼き板を張りました。本物の木なので同じ模様は2つとなく味わいがあります。
左官職人による漆喰部分の塗り直しも行いました。
玄関にもスロープを作ってバリアフリーに。
最後に、担当の宇高と記念撮影。「同じ加西市民ということで親近感があり、息子のような感覚です」とS様。
この度は大変お世話になり、ありがとうございました!
築60年以上が経っている加西市S様邸。
田の字の和室がある昔ながらのつくりをした母屋と、お風呂・トイレ・キッチンのある土間の増築部からなっています。そこに要介護のお母様がお一人で暮らしていらっしゃいましたが、この度、息子様(ご主人)とその奥様、お子様が移り住まれることになりました。
「退職したら実家に戻りたい。それに合わせて家をきれいにしたい」と以前よりお考えだったご主人。
母屋と増築部は床の高さが違い、段差の多いお家になっていたので、「将来もし母が車いす生活になったときのためにフラットにしたい」と、初めは新築を検討されていました。しかし、お家の前の道が狭く新築は難しかったため、全面リフォームをすることに。
和室を洋室に変更したり、最新の水まわり設備を入れたりして、現代の暮らしにあった住み良いお家に生まれ変わらせました。
水まわりはお母様の部屋のすぐそばに集約。構造の関係ですべての段差をなくすことはできなかったので、スロープを設けて車いすでも楽に移動できるようにしました。
外観や天井の梁など古民家らしさを残した部分もあり、気に入っていただけています。
<加西市S様邸の工事の様子は現場ブログをご覧ください>
屋根葺き替え工事
1階の解体
2階解体、1階サッシ入替え・床下地づくり
床下地づくり、サッシ入れ替え
内部の下地、外壁焼き杉張り替え
2階天井・壁の下地、ノーリツ「ユパティオ」取り付け
2階下地工事、クロス貼り
1階水まわり、外部工事
クロス工事・照明取り付け